前回に引き続き、カウントダウン形式で、『怪談のシーハナ聞かせてよ。』全放送怪談中、第5位と第4位までの怪談を紹介します(尚、ランキングはあくまで私の個人的オススメ度となりますので、あくまで参考程度としてください)。
それでは第5位から見ていきましょう!
【解説】
私が怪談を分類するのに使う造語の一つとして、「カウントダウン形式」というのがあります。すなわち・・・
・エレベーターが1階に降りていくまでに、だんだん怪異が激しくなり、1階で大事件となる
・一日、一日と怪異が激しくなり、「七日後くらいに最悪の事態になるのでは」と予感させておいて・・・そうなる
など、聞いている側に「だんだんクライマックスが近づいてくる」感が伝わるパターンですね。
そしてこちらの怪談では、座敷童子(のようなもの)が口ずさむ歌が、カウントダウンの役目をしているわけですが、
怪異の体験者が、積極的に、怪異に会いに行こうと努力する、というのが新鮮でした。
「これぜったい、ろくなことにならないから、怪異の正体を見に行こうと努力するのをやめい!」
とツッコミを入れたくなる程の体験者の積極性(!?)が、緊張感を高めていく。言わんこっちゃない。怖い展開になったでしょう?それにしても、最後の宿の対応はいったいなんだったのでしょうね・・・??
続いて、第4位の紹介です!
【解説】
あるホラー漫画(私も大好き)、『不安の種』という作品に描かれていたエピソードが、現実とリンクしてしまっている、という、SFチックなハナシ。
それにしても、こんな実話怪談があり得てしまったとなると・・・
もしかして、私やあなたが、昨日や今日、読んだ、
あのホラー漫画の中のブキミなキャラクターが・・・
いつのまにか、現実の東京に飛び出し、さまよっている、なんてことが、 今宵も、起きているのかもしれません。。。
※記事を改めて、次回はいよいよベスト3の紹介を行います!
※『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章は2024年12月現在、DVDはGEOにて貸出可能、放送第39回以降からはU-NEXTで動画配信中と確認できております。