放送第2回について
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それでは『怪談のシーハナ聞かせてよ。』放送第2回のレビューを始めましょう!
今回のゲスト怪談師は安曇潤平さんと宇津呂鹿太郎さん!
第一回のゲストもいきなり凄かったですが、
第二回もまた、強力コンビをぶつけてきましたね、
この番組の出し惜しみのなさ、
さすがです!
特に私は安曇潤平さんには注目!
もともと「山の怪談」ってのは本当にヤバい話ばかりですが・・・
安曇潤平さんの持ってくるネタはとりわけ爆弾級の怖さのものばかり
そうです、「山の怪談」は別格なのでござんすよ。山をナメてはいけない。
もう一人の宇津呂鹿太郎さんは、こちらはこちらで、この後『怪談のシーハナ』に欠かせない「準レギュラー」クラスの一人になっていくお方です。
それでは、この放送回で語られた怪談、ひとつひとつ見ていきましょう!
合宿(紙舞さん)
紙舞さんの奇声「イイイイイイイイ!」の不意打ちにびっくりさせられた怪談
紙舞さんのスタンスとして、「いきなり声を出して驚かす怪談は違うと思う」みたいな雰囲気をいつも出しておりますが、
たまーにこうやってぶっこんでくるのでw、
真の意味で不意打ちになります。心臓に悪いことこのうえないですタイ、オラ本気でびっくらこいた、、、。
ですが、この怪談の放送でいちばん面白いところは・・・!
怪談が終わった後のトークパートで、狩野英孝さんが、アシスタントのせきぐちあいみさんを驚かそうとして「イイイイイ」と真似してみせたとき、
一瞬だけですが、紙舞さんもびくっと体が反応しているように見える、ところなのです!
ちょっとだけですが、きっとこれ、びっくりしてますよね?紙舞さん?違うかなどうかな、、、?
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アタックザック(安曇潤平さん)
神回キターーーー!
怖い怖い怖い怖い!
このハナシはめちゃくちゃ怖い!!
いいですねー!安曇潤平さん。待っておりましたよ、かような、ガチで怖い山の怪談を!
『怪談のシーハナ聞かせてよ。』放送第二回目で、さっそくこのような、超弩級の怖さの怪談が叩き込まれるあたり、
この番組は本当に凄い。
繰り返しになりますが、
やはり「山の怪談」というのは、日本怪談の中でも別格だと思います。
こういうとんでもなく不穏な話が出てくるのも、やはり、山という場所の力かと。
そういえば・・・吉本隆明さんが宮沢賢治論の中で「山の怪談が特別に怖いのは当然だ、そもそも日本の怪談というものは山の怪談から生まれて派生してきたものなのだ」という意味のことを書いていたことがありますが、
なるほど、そういうことかもしれませんね。
何をおいても、安曇潤平さんの、静かで、しかし重い語り方も、たまりません。
「ヤット見ツケタヨ・・・」のところとか、
ヤバいすねこのハナシ、、、!
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白い手(宇津呂鹿太郎さん)
これはあくまでも、この第2回の構成上の話にすぎないんですが、
安曇さんの後に宇津呂さんが来ると、なんか、めちゃくちゃ安心しますw
というのも、
宇津呂さんが投入してくるのも、こちらも怖い話には違いない筈なのに、
あったかい関西弁の語りがどこか癒し系で、たまらないのです
この『白い手』という怪談に出てきたモノは、
幽霊というよりは、家に憑いている妖怪?の類なのかなあ、と推測しました。悪意とか攻撃性とかは、なさそうな、たぶん
なお、この怪談ですが、この後放送30回の『彼女の実家』でも、この怪談にとても似た構図が、上間月貴さんから出てくることとなります。つまり、「彼女の実家に行ってみたら、怪異に遭遇するけど、相手のご実家では『ああ。あれね。この家では普通だよ?』みたいに扱われる」ってパターン。
「彼女の家に何かが憑いている」は、現代怪談の1パターンなのかもしれません。
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ゾンデ(安曇潤平さん)
紛れもなくこの回は神回だーーー!
安曇潤平さん二連発の、
超弩級破壊力の「山の怪談」となります。
これも怖い怖い怖い怖い!
この回の安曇潤平さんは絶好調ですね!!
最後に、「おそらく、怪異の正体が見えたら、あの人の顔なんだろうな?」と聴き手に思わせておいて・・・
実は予想外のオチ
に向かうあたりも、まこと、実話怪談ならではの置いてけぼり感!
ちなみに、アシスタントのせきぐちあいみさんはこの怪談のインパクトが相当強かったようで
、後の放送回で「アシスタントが選ぶ傑作怪談」というコンセプトの際に、これを選んでいましたね
たしかにせきぐちさん、のめりこむように聴いておりましたね
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依頼(宇津呂鹿太郎さん)
奇妙奇天烈、摩訶不思議!
時空が歪んだのか?タイムスリップが起こったのか?
何かSF的なとんでもないことが起こった、とでもいうのか、、、?
なんだか『トワイライトゾーン』とか『世にも奇妙な物語』とかに出て来そうな不条理な話ですが、
こういうものが実話怪談師の方々が取材していると集まってくるというのだから、現代日本も、わからないことだらけと、いいますか。
なお、私個人は、幽霊とか妖怪が出てくるハナシよりも、
このような「あれ?時空間が何かおかしくなったのか?」と戸惑うような、
世界感覚の喪失パターン、
あるいは並行世界パターンの怪談が、
大好物でございます!
安曇潤平さんの後に、宇津呂鹿太郎さんが登場して、「幽霊ではない」系統の怪談を披露してくれるって。この第2回はバランスとれてます。
はやくも、第一シーズン(第壱章)の神回のひとつですよね
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まとめ
前回の放送第1回では、朱雀門出さんに「あなた自身は幽霊を信じているのか」の話が振られたわけですが、
今回は、安曇潤平さんに対して、「あなた自身は幽霊を信じているのか」という質問が出ます。
そこでの安曇潤平さんの回答が、もはや、怪談を愛する人必聴の見解と思います。
こういう深い話が聴けるのも、『怪談のシーハナ』のたまらない魅力ですね。
そして、もうひとつ、この放送回については指摘したいことが!
せきぐちあいみさんの「妄想タイム」!なんと、この第2回から、始まっていたんですね!!
視聴者としても、最初は「???」だったが・・・だんだんこれも、第一シーズンの「顔」として、ないと寂しいコンテンツとして認知されていくのですから、不思議なものです。
さて、以下の次回記事では、放送第三回、郷内心瞳が「怪談を語ろうとしたら身体に霊障らしき異常が、、、」と訴えてくる、こわーい事件が起こる回をレビューします!
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※『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章は2024年11月現在、DVDはGEOにて貸出可能、放送第39回以降からはU-NEXTで動画配信中と確認できております。