雑記

『鬼と異形の民俗学』(株式会社ウェッジ)を読む

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鬼というものが、あの、日本のツノを持った怪物の姿をとったのは、室町以降のことである。それまでは、姿もない「人間でないモノ」まとめて、「鬼」であった。

という前置きから始まり、古事記のヤマタノオロチを嚆矢とした日本の「鬼」の歴史を追う、民俗学の本。とはいえ専門的なところはなく、一般読者向けに平易に書かれているので読みやすい。

『鬼滅の刃』を使った例を使い過ぎているのが気になったが、時流に乗った話ということで、まあ、いいでしょう。

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