先日からコリン・ウィルソンを片っ端から読破している最近の私、『アウトサイダー』を読んだ。よい。実によい。しかし若い頃は「実存主義なんか古い、今は構造主義やポスト構造主義の時代だ」などという空気の中で生き、かつ、それを信じてもいた私が、一周回りして、最近の読書対象がサルトル、カミュ、コリン・ウィルソンにまみれているのは何の因果か!?
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サルトルとカミュの「非現実感」描写の違いを整理したコリンウィルソンの解説がめちゃくちゃ面白い上にその器用さに嫉妬してしまうのだが
アウトサイダー(上) (中公文庫 ウ 6-3)