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【第053夜】ダンボール箱を被った男
「先生、家庭訪問お疲れ様です!紹介しますね。うちの主人です」
母親はそう言って、頭からダンボール箱を被って黙って突っ立っている男を指差した。
「は、はじめまして」
「・・・」
「すいませんね。主人はとても無口でして。私もまだ一度も声を聴いたことがないんですよ。オホホ」
サンチョパンサ
ドンキホーテ
シュールな情景のナンセンス短編ってとこだが、不穏なインパクトを感じるのう
サンチョパンサ
このブログ管理人自身、これは気に入った設定のようで、このあと、この着想を膨らませて短編小説化してエブリスタに載せたみたいですよ
https://estar.jp/novels/25871383
ドンキホーテ
しかし、この設定、ひとつ問題があるな。昔懐かしい家庭訪問なんて、今、やっている学校、あるのかな?
サンチョパンサ
あー、そうですね。家庭訪問っていうシチュエーション自体がもはや今の世代では成り立たないかも、ですね。となると、採点はやはり、厳しくなります?
ドンキホーテ
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