川村易さんといえば、現象学の西研さんと組んでの、こちらの著作や、
【中古】 哲学のモノサシ /西研(著者),川村易(その他) 【中古】afb 価格:500円 |
こちらの著作が印象に残っている方です。
【中古】 自分と世界をつなぐ哲学の練習問題 /西研(著者),川村易(その他) 【中古】afb 価格:200円 |
そんな川村易さんが、なんと妖怪に関する本を出していたとは知りませんでした!それがコチラ!↓
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こちら、驚きの試みに挑んでいる本です。理科の本のパロディになっているのです。
妖怪を、形態や生息地、外来なのか日本土着なのか、そういった生物学的な視線でグルーピングをして紹介していくというもの。
『身近なサカナ』とか『身近な昆虫』とかいった子供向け理科本のパロディとしての『身近な妖怪』ハンドブックというわけです。
企画として面白い!
面白いと思うのですが、、、。
気になった点があるので、率直に申し上げます。なんで「カミツキガメ」が妖怪の一種としてさりげなく紛れて紹介されているのでしょう??w
もしかしてお笑いか?高度な冗談か?それとも批評精神で入れた「気づく人が気づく」ワンポイントというところなのでしょうか?
とにかく、普通に妖怪の紹介本としてページを巡っていると、いきなりのカミツキガメ出現なわけで、私はおおいに驚いた。
は!もしかして、これは「なにをもって妖怪と呼ぶか?」という問いについて、まさに哲学の練習問題、読者に投げかけているということなのか?
「厳密な分類」とか「客観的な実在」とかを揺さぶるための哲学的思考実験を仕掛けてきているのか?
きっとそうだ!そうに違いない!
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