私の好きなSF小説ということで、グレッグ・イーガンの『順列都市』を語る。特にここで描かれる驚天動地の方法で「不死」が可能になった世界。これほど若い頃からずっと私を魅力している「SFテーマ」はない。こういう「突飛な」未来予想に打たれて、「まさかまさか、もし、まんいち、こんな未来が本当に来たら、自分はどういう生き方を選ぶだろうか」と悩むことで、今を生きている私の隠された欲望とか不安とか価値観とかが炙り出されるような感覚、これぞ、私にとってのSFの醍醐味なのです。
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ