注文していた本、『ウクライナ映画完全ガイド』が届きましたが、なんともこれは、想像以上の良書でした。
以前は「ソ連映画」と括られていた『カメラを持った男』などが、本書の中ではロシアから切り離されて「ウクライナ映画」と切り分けられているのは、「ソ連映画史」を追ったことのある私には驚きのアップデートですが、もはや事態がこうなった以上、今までは一括りにされていた「ロシア映画史」と「ウクライナ映画史」を分けていかねばならないのは仕方ないでしょう。
その上で「ウクライナ映画」を続々と紹介してくれるこの本はとても役に立つ本ですが、近年のものになればなるほど、「戦争」や「暴力」、人間同士の「憎悪の連鎖」を主題にした作品が多くなるのは、これもまた、やむなし、、、。
、、、というより、こういう本は、買って、読んで、終わり、ではなくて、
ここで紹介されている映画を、これからいくつ、実際に見ることができたか、
が大事だな。。。
日本で視聴するにはハードルの高い作品も多々ありますが、本書に掲載されている作品をできるだけ、探し出していく所存です。
ウクライナ映画完全ガイド: ロシア帝国時代からマイダン革命以降の現代まで (世界シネマ読本)