『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章レビュー集

『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章:司会の狩野英孝さんベストプレー集

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『怪談のシーハナ聞かせてよ』第壱章の全怪談について、さまざまな切り口でレビューを書いてきましたが、ここでまた趣向を変えまして・・・

司会の狩野英孝さんに注目をしてみたいと思います!

と言いますのも、この番組での狩野英孝さん、

決して怪談ファンの立場ではなく、あくまで一般人の感覚で、毎回のゲスト怪談師さんたちと接しており。

そこでスナオに驚いたり、スナオに怖がったり、あるいはたまに、あまりにもストレートな質問を怪談師さんにぶつけて議論を起こしたりw、

そんな狩野英孝さんのパーソナリティが、本番組の貴重なスパイスとなっているからと考えるからです!

そこで、今回の切り口では、「私が選んだ、狩野英孝さんの伝説的ナイスプレー」5選を紹介します!

以下、ナイスプレー第五位~第一位の、カウントダウン方式で紹介していきます!気になった方はぜひ、番組動画配信やDVDで、狩野英孝さんの雄姿を確認してみてください!


第五位:「カバとかワニとかも幽霊になるのでしょうか?」(放送第46回にて)

牛抱せん夏さんの怪談『化け猫門番』の後で、この質問が怪談社のお二人にぶつけられます。

「ネコが化けるならば、カバとかワニにもそういうことがあるんでしょうか?」と、オオマジメな顔で質問。

それに対して怪談社の上間さんが、「うーん、、、カバとかワニが幽霊になっても目撃する人がいないかもしれませんね」と返しているのですが、その後ろで他の出演者の皆様、ちょっと笑ってますよね!

いや、しかし、私の感想。これは、ユーモラスながらも、なんかすごく、いい質問だと思います!

そして私の意見としては、「カバ霊やワニ霊だって、見る人がいるところでは、出るはず!」と思います。ネコやネズミが化けるなら、当然、そうなるはずと思う。・・・そうは思うのですが、あえて「カバ」「ワニ」という動物を例に出し、みんなのツボをつくところが、狩野英孝さんのパーソナリティの起爆力かと!

はい、私も怖い話の直後にこの質問が出て思わず笑ってしまいました!

第四位:「こっちは別に発注していないですから」(放送第23回にて)

上間月貴さんの怪談『上手な絵』が終わったあとの、せきぐちあいみさんの発言、

「あたしたち(アシスタント)、怖い話が終わった後に明るく話すのって大変なんですから!」に対して。

狩野英孝さん、「いや、こっちは別に発注していないですから。第一回からずっと、この人たち何を言っているんだろうってずっと・・・」との衝撃の発言で、せきぐちあいみさんを地獄に叩き落しますw。

いえ、もちろん、いじっているわけですけどね。この超ドエスなせきぐちあいみさんへの置いてけぼり攻撃、唐突でかなりツボでした。

でも、この場合については、本当に凄いのはこのような「いじられ」をさんざん食らいながらも、ペースを乱さずシモネタ路線を突っ走った、せきぐちあいみさんの鉄のメンタルのほうかもしれません

第三位:「〇〇〇!」(放送第三十回にて!)

上間月貴さんの『彼女の実家』という怪談の直後にて。

シモネタを展開したせきぐちあいみさんを、たったヒラガナ三文字で冷たく叩き落します。

そのヒラガナ三文字が、直前の怪談『彼女の実家』のパロディになっているのが素晴らしい!今の今まで聞いていた怖い話を、すかさず、アシスタントに対するツッコミに応用するところに、狩野英孝さんらしさを感じました。

ともあれ、それゆえにこの「ヒラガナ三文字」は、『彼女の実家』という怪談のオチのネタバレになってしまうために、書けない・・・!

気になる方はぜひ、動画配信やDVDの、放送第三十回分にて、ご確認くださいませ!

第二位:放送第二十五回~第二十七回まで、番組からいなくなる

この放送三回分の司会は、狩野英孝さんではなく、ナイツの塙さんが担当しています。

なぜ狩野英孝さんがいないのか。

あの不祥事で芸能活動自粛中だったからですね・・・。

いや、ご本人や、周囲の方のことを考えると、笑いごとではないのですけど、

申し訳ない・・・「なぜ狩野英孝さんいないんだろう?・・・ああ、あの事件か!」と、呑気な一視聴者としてはどうしてもツボに入ってしまうのでした。

第一位:「(霊能者は)ぶっちゃけ、ほとんどがウソですよね?」(放送第十九回)

私の中では、もはや伝説級の、狩野英孝さんのナイスプレーと言っていい!

「ええーー!これを怪談番組の中で、しかも怪談師さんへの質問の中で言っちゃうの?!」

と衝撃を受けましたよ。しかも狩野英孝さん、まったく屈託なく、「そうでしょ?そうですよね?」と無邪気に同意を求めるんですよね。そしてこれを受けたせきぐちあいみさんが、「怪談社さんも、ウソだな、と思うことあるんですか?」とさらに議論を盛り上げてしまうんです。凄いなこの番組!

だが驚くべきことは、この質問に対して怪談社さんは誠実に回答し、

この質問を起点にしたトークが、かなり盛り上がるんですよね!怪談番組なのに・・・!

私がこの『怪談のシーハナ聞かせてよ。』という番組に、高い信頼を置くようになったのは、このような狩野英孝さんの無邪気な質問を、カットすることもなければ、否定するわけでもなく、かといって逃げることもなく、しっかりと受け止めて回答を出している怪談社さんの姿勢を見てのことでした。

それにしても、繰り返しにはなりますが、

怪談番組の中でこの質問を出した狩野英孝さんも、議題を拡げたせきぐちあいみさんも、これを正面から受け止めた怪談社さんも凄い!

だって・・・ぶっちゃけ、視聴者もめちゃくちゃ聞いてみたい質問ですもの、、、!


以上、狩野英孝さんのナイスプレーという切り口から、『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章の振り返りレビューをやってみました。

ピンときた方!『怪談のシーハナ』は面白いです、ぜひ、観てくださいませ!

※『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章は2024年11月現在、DVDはGEOにて貸出可能、放送第39回以降からはU-NEXTで動画配信中と確認できております。


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