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【第062夜】カフカの橋
その橋は「カフカの橋」と呼ばれている。
「時々人が渡っている際ひとりでにひっくり返ることがあるから」らしい。
そんなバカなと思いながらも興味を持って訪れ、橋の下を覗くと、白骨死体を見つけてしまい、警察を呼んだ。自殺なのか、それともウワサが本当だったのか、今でも不明なままである
ドンキホーテ
サンチョパンサ
ドンキホーテ
いやはや、これはなかなかシャレた創作怪談だと思ってな。わかるかなこれ、カフカの『橋』という短編小説へのリスペクトになっているんじゃよ。橋がとつぜん意志を持って、ひっくり返る、という気味の悪いシュールな短編じゃな
サンチョパンサ
なるほど!世界文学に詳しい人ならわかる、そういう人をニンマリさせる系統の創作怪談ってわけですね。これはドン・キホーテの旦那の好みに合うんじゃないですかい?
ドンキホーテ
まあわし自身が世界文学の古典の登場人物じゃから。文学名作パロディ系にはニンマリしてしまうよな。採点としては、これは、60点つけてやろうかのう
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