Α「このあいだ、あの鉄骨からハイテンションな若い人がバンジージャンプをしてたの。あれはテレビの撮影だったのかな?これがその時、下から撮った写真」
Β「え?バンジーしてる人なんて写ってないじゃん?」
C「そういやここ半年前に迷惑YouTuberが鉄骨に登って自撮り中に落下死したとこだな」
だめだめだめだめ!これはだめじゃ!
おっと、どうなさいやした?ドン・キホーテの旦那?
これはまったくだめじゃよ!なぜだかわかるか、サンチョ・パンサよ?
んー・・・誰が誰だか、なんだかよく情景が浮かびませんね
そうなのじゃ、サンチョ・パンサよ。この140字小説はA・B・Cという三人のキャラクターによる会話になっておる。だが挿絵も何もなく、かつ、140字という制約の中で、三人分の会話だけで背景を理解させるなど、超高度な難易度のはずじゃ!しかしそのことに自覚がなく、野放図にA・B・Cという記号だけですべてを完結させようとしている。読者に負担を強いるという意味で、これは無理じゃ!もっと単純化した設定にするか・・・そうじゃな、A・B・Cではなくて、せめて太郎、次郎、花子という人名にするか、口調にクセをつけるとかで、三人のキャラを立たせれば多少はわかりやすくなったかな?
たしかに、A・B・Cとやられてたこれを読んだだけでは情景がさっぱり、何も思い浮かびませんね・・・
というわけで、これに高い採点を入れるわけにはいかんな。100点満点中で・・・1点じゃ!