「怖い本」トラウマ読書日記

「怖い本」トラウマ読書日記:おばけのはなし1

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寺村輝夫先生の『おばけのはなし』について、先日コチラの記事で「子供の頃の私にとってのトラウマ本」として紹介させていただきました。

その後。

本シリーズ全三巻に収録されている各昔話の出典をなんとか確認したいと思い。あかね書房さんにダメモトで問い合わせてみたのですが、、、!

回答としては、

本シリーズの著者である寺村輝夫先生のみならず、編集担当の方も既に亡くなられているため、本作品についての解答ができる人間は残念ながらいない、との旨でした。

そうですよね、、、古い本だもの。

それにしても、子供の頃の私を楽しませてくれた思い出の本の制作者が鬼籍に入られたと聞くと、ご冥福をお祈りしますという月並みな言葉だけでなく、心からの感謝の念が溢れるのを抑えられません。素晴らしい本を、ありがとうございました!

さて、今回はこのシリーズの第一巻に触れさせてくださいませ。

まず、この表紙です。ステキじゃないですか!?

ひとつめ小僧ですね。しかもこの、ひとつめ小僧、めちゃくちゃカワイイですね。

そしてこの表紙に偽りなく、この第一巻の目玉となるオハナシは、まさに「ひとつめ小僧」のオハナシです!ひとつめ小僧、だけに、「目玉」ですね。あ、いや、なんでもないです。

この第一巻は、他にも「のっぺらぼう」等、有名どころの妖怪話を集めており。私としては最終話の「目のない幽霊」のオチがたまらなく好きです!

そしてそして!

この第一巻の「あとがき」には、ありがたいことに、収録されているオバケバナシの取材先の言及があります!第二巻、第三巻にはなかった点だ。

そしてこれに従うかぎり、『おばけのはなし』シリーズの収録昔話は、

・新潟県

・埼玉県

・福島県

・山口県

あたりから採集しているらしいと判明。

このあたりの都道府県に絞り込んで調べれば、第二巻、第三巻の、出典記載が欠けているオハナシの出所も復元できるかもしれない!?

ヨシ、しつこく、このあたりの調査がんばります!


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