【第041夜】では神とは何でしょう?

tilt shift lens photography of stone
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海外で登山中。出会った老人と「神とはいるのか?」という雑談に。老人は「いますよ。私にとっての神はその石の中にも。石一つの中にも無数の神がいて互いに不思議な力で結び合っている」と答えた。哲学的な人だと感心。後に新聞で、その学者が某独裁国に仕える核兵器開発のオオモノだと気づいた

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いい人かと思ったら怖かった

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原子力の研究家ってことなら、まだよかったかもじゃが、核兵器開発って明言されちゃっているからな

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言っていることはある意味、正しいんですけどね。この宇宙には石の中にも力がね・・・

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一見、いいハナシに見えて実は・・・って展開をしているショートショートじゃな。じゃが、サンチョ・パンサよ。わしとの付き合いも長いお前なら、わしがこの「創作怪談」について言いたいことは、わかるじゃろうな?

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・・・「怪談ではないだろう?」ってツッコミですかい?もしかして?

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そうじゃ。これ怪談ではないじゃろう?というわけで、採点は、1点!

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【第040夜】猫型ロボット的な

green leafed trees on forest
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バットを持った少年「近づくな!これは僕の大切な友達だ!これからもずっと一緒なんだ。オトナの都合で壊すなんて許さないぞ!」
タイムパトロール隊長「うう、どう説明したらわかってもらえるかな。そのロボットの原子炉は暴走寸前なんだよ。廃棄しないと東京が滅び歴史が変わってしまうんだ」

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あの猫型ロボットのパロディじゃないですかw

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あれって原子炉内蔵型だったのか

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ま、たしかに、子供に人気者のロボットが、実は原子力で動いてて、それが故障を始めた、、、というイフを考えると、ゾッとするオハナシではありますね

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うん。でも、これって「怪談」なのかねえ?

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あー、たしかに。ブラックなパロディであって、「怪談」ではないかも

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1点!

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【第039夜】心を病んでいる人を襲うモノ

photo of man lying on bed
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日曜の夜。出社や登校が嫌な人のネガティブ発言がネットに出てくるのは当然のこと。

ところが最近、日曜に「死にたい」というツイートを見つけると、その投稿者を特定して本当に殺しにやってくるナゾの集団が活動していて恐ろしい。

メンタルの弱い奴は社会に不要と信じるカルト集団のようだ。。

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なにこれ怖い!

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これはすげえイヤな後味の創作怪談だな、、、いやでもこれ、創作「怪談」というか、、、

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「こんなのがあったら怖い」のディストピアネタになりますかね?

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でも無駄にリアルなんだよ。ファシズムの恐怖とか考えると

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そうですね。マジに受け止めちゃうので、創作怪談という楽しみ方はできないですね、これ

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そう。そもそも「怖くて楽しい140創作」の世界からハズれておるんじゃ。野心作ではあるのじゃろうけどな。というわけで、採点としては、1点じゃ!

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【第037夜】神の手ではなく死霊の手が決めた試合

sky sunset field sunrise
sky sunset field sunrise
Photo by Markus Spiske on Pexels.com

実況「キーパーが審判に抗議しています。今のゴールはハンドではないかと!VTR確認が入るようです。・・・確かに選手本人は手を使っていませんが、背中からたくさんの手が出てそのひとつがボールにあたってますね!神の手だったらよいのですが、青白く禍々しい雰囲気の手なのが気になります!」

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これは、、、w!「神の手ゴール」ならぬ「死霊たちの手ゴール」!?

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たまたまこの選手が呪われていて、憑いていた手のうちの一つがたまたまボールに当たったのかな?だとすると確かに選手の故意ではないなあ

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審判の判定はどうなるんでしょうね?

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まあ、広義の「障害物」扱いじゃないかな?鳥に当たったとかと同じで。まあ、主審判断になるのかな?

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ゴール無効としたとたん、今度は主審が呪われちゃったりして

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そうだとしたら死霊たちサッカーの試合に介入する気まんまんだったということになるなw!選手の一人に取り憑いてフィールドにいるうちにアツくなっちゃったのかな?

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日本代表の秘策になりませんかね?

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こら!オカルトに期待するなんて冗談でもスポーツ精神の風上にもおけんぞ!という戒めも込めて、この怪談の採点は厳しく、百点満点中の1点じゃ!

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【第036夜】おじいちゃんの好きなテレビ放送は

guy in yellow shirt sitting beside a yellow classic tv
guy in yellow shirt sitting beside a yellow classic tv
Photo by KoolShooters on Pexels.com

サッカーでも観ようとテレビをつけたら勝手にチャンネルが野球に変わった。

何度サッカーにしても野球に戻される・・?

あ、わかった!

「いいよじいちゃん。今日は命日だったね。今日はチャンネル譲るよ。一緒に野球見よう」

仏壇の遺影の笑顔に向かって、僕は語りかけた

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なんと!「いい話」にしてきおった!

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このブログ管理人がTwitter投稿してる創作怪談で、「ハートワーミングないい話」って珍しいですね

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いや、気恥ずかしいんじゃろ?「いい話」を狙った創作怪談でウケなかった時の孤独感とこっぱずかしさといったら格別じゃからな

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この話も、おとなしいオチにまとめてる感じですね

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そうなんじゃよ。ありきたりな話に収まってしまってる

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ありゃ!ドン・キホーテの旦那が否定的!ということは、この怪談も、採点は厳しくなっちゃいますかね?

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ヒネリとして、あんまり面白くもないんだもん。採点は、1点じゃ!

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【第034夜】あなたが落としたテケテケ

man people woman art
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「あなたがこの泉に突き落として殺した元カノは、このテケテケですか?それともこのテケテケですか?」
「いえ女神様、どちらも全然違う顔です!」
「あなたは正直者です!ご褒美に、この二人よりもっと恐ろしい姿のテケテケに怨霊化した元カノを返してあげましょう!」

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ちょっと、、、『あなたが落としたテケテケ』ってw

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・・・というツッコミ待ちのシュールな掌編ってわけじゃな

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泉に元カノを落としたら女神様がわざわざテケテケ化させて持ってきてくれちゃったんですね

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まあまあじゃないかな?採点は、3点で!

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【第033夜】ドライブレコーダーに写っていたもの

side mirror in a car
side mirror in a car
Photo by Valeriia Miller on Pexels.com

住宅地で徐行していたらバットを持った男が現れて「てめえ、人が寝ている側でふかしやがって!ぶっ殺すぞ!」と車を殴りつけてきた。あわててその場から逃げ「あいつ警察に突き出してやる!」とドラレコを確認。ところがあの男は映ってない⁉︎でも車にバットで殴られた凹みは残っているんだ、、

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なるほどな。心霊写真ならぬ、心霊ドライブレコーダーというわけじゃな

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なんか、実際の心霊体験でも、ありそうな話ですね、、、!

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うん。なんか、ありそうな話じゃな

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あ!ドン・キホーテの旦那、その様子だと、これは「ありきたりな話すぎるから」で、採点厳しくなっちゃうパターンですかね?

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わかっとるじゃないか。そういうことじゃよ。とくにヒネリも何もないのはショート怪談で致命的じゃな。こんなものは、1点じゃ!

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【第032夜】座敷童子的な何か

view of building exterior
view of building exterior
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ずっと座敷童子に来てほしいと願っていた男の枕元におかっぱ頭の子供が現れた。

やっと会えた!

と思ったとき、

それは「お前さんそんなに座敷童子に会いたがってたわりには目がないね。本物にあったときどうやって見分けるつもりだったんだい?」と、

一瞬で恐ろしい形相に変わって煙のように消えた

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ありゃ、これは、なかなかいいのう!

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座敷童子かと思ったら、座敷童子に似た姿をしている何か恐ろしいベツモノが脅かしにきていた模様ってわけですね

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「座敷童子でないとしたらなんなのだ?」って、ちょっとゾゾッとしたぞ。いまいち情景が分かりにくいところが難点じゃが、これは、まあまあじゃないか?採点は30点くらいかな

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おお!100点満点中のたかだか30点とはいえ、ひさびさのフタケタ得点ですね!

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【第031夜】ひまわり

bed of sunflower
bed of sunflower
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外国人らしき画家がスケッチをしている。

私「上手ですね」

画家「どうも。私、青空の下の黄色い花畑というモチーフが得意でして。日本の夏の風景もいいですね」

私「ご出身は」

画家「オランダです」

私「あ!まさかあなたは既に死んだはずの?」

画家「ノー!違います!ウッ、ゴッホゴッホ!」

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なんだこりゃふざけやがって

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「第031夜」ともなると、創作怪談にも慣れてきたのか、なんだか少し調子に乗ってきちゃってますね

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そもそも「怪談」なのか、これ?

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いちお、これは「幽霊だったのだ」って言いたいんでしょうけどね・・・

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これは許せんクオリティじゃ!戒めの意味を込めて採点は、零点じゃ

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【第030夜】プールと思ったら

「げ、なんだこのプール!水じゃなくて、ブルーキュラソーじゃないか!」

「ん?ていうかこの味、もしかして、ブルーハワイカクテルでは?」

そのとき空から巨大な顔が現れ、ストローをくわえて迫ってきた。 小さなおじさんたち

「キャー!逃げろー!」

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「視点の変更」を狙ったつもりなのかな?

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プールの話かと思ったらそうじゃなかった、飲み物の話で、登場人物たちのサイズがちっちゃかったのだ、というわけですね

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1960年代の名作テレビシリーズ『トワイライトゾーン』(※日本放映時は『ミステリーゾーン』)にこんなエピソードあったよな。実は子供のおもちゃの家に紛れ込んだ小さい人たちの物語だったというのが最後に俯瞰でわかるやつ

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ありましたね。でもドン・キホーテの旦那、さきほどからなんか不機嫌そうですね、、、やはり、この創作怪談への評価は低いわけで?

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だってたいして面白いオチじゃないんだもん、、、採点はせいぜい、1点じゃ!

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