【第056夜】古生物学者なにかを見抜く

architecture bones building city
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旅館。
お風呂上がりに窓を見ていると蛙が張り付いていた。風流だねえ。ばんっ!凄まじい音と共に、木の幹ほどの太い舌が伸びてきて、蛙を一瞬で捕食した。 え?今のは何? すると2階から宿泊していた古生物学者だという人が駆け降りてきた。
「みんな家具の下に隠れろ!ヤツが来るぞ!」

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「カエル」をお題にした創作ショート怪談かと思わせておいてw

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ジュラシックなホラーに持ち込みおったか!

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世代的に、こういうショートショートで「古生物学者」なんて出てくると、サム・ニールの顔を思い出しちゃいますよね

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この創作怪談のシーンを見る限り、意地悪なキャラないし、どーでもいいモブ系のキャラが一人、さっそく食われるところじゃよな

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カエルを見て「風流」だなんて言っている語り手に、フラグ立っていますね

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フラグ立っておるな

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さて、そんなジュラシックホラーなこの創作怪談、百点満点では何点ですかい?

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1点

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【第055夜】フォロー

person sitting inside car with black android smartphone turned on
person sitting inside car with black android smartphone turned on
Photo by Roman Pohorecki on Pexels.com

オカルトが常識となった近未来。

「お気に障り登録」で相手に霊障をもたらせる機能がSNSで流行った。

見知らぬ人からそれを食らった私。

頭にきたので相手を「フォローする」ならぬ「フォローさせる」に登録した。

これをやると、相手はひたすら得体の知れぬ怪異につきまとわれ続けるという

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「フォローする」じゃなくて、「フォローさせる」ボタンてw

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たしかに、そんなSNSはイヤだな

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「フォローされバック」で、相手にも霊障を付けることができるんでしょーね

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できるんじゃろうな

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霊能者の力でも借りない限り、「フォローされ解除」は自分ではできないんでしょうね

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できないんじゃろうな

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などなど、いろんな連想が進んでしまうこの創作怪談、百点満点では何点ですかい?

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1点

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【第054夜】新ヴィラン誕生の予感

shallow focus photography of green and black animal skin during daytime
shallow focus photography of green and black animal skin during daytime
Photo by Pixabay on Pexels.com

女子学生「わたし最近、覚えのないネイルが毎日勝手についていて。取っても翌朝にはまたこのネイルになってるんです」
医者「あなた学生さん?」
女子学生「遺伝子工学研究所のボランティア学生です」
医者「、、、放射線を帯びた爬虫類に噛まれた記憶とか、あります?」

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スパイダーマンかっ!

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という、ツッコミ待ちですよね、これ

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バットマンかっ!

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というツッコミも、アリですよね。いわゆるアメコミのヴィラン誕生話にかこつけた創作怪談ってわけですからね

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スポーンかっ!

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いや、スポーンとなるとまたちょっと系統が違うかも。それにしてもドン・キホーテの旦那、今日はそればかりですね。そろそろ採点を入れてくださいよ。この創作怪談は、百点満点とすると、何点ですか?

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1点じゃっ!

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【第053夜】ダンボール箱を被った男

cardboard box on dark wooden table near tape and scissors
cardboard box on dark wooden table near tape and scissors
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

「先生、家庭訪問お疲れ様です!紹介しますね。うちの主人です」
母親はそう言って、頭からダンボール箱を被って黙って突っ立っている男を指差した。
「は、はじめまして」
「・・・」
「すいませんね。主人はとても無口でして。私もまだ一度も声を聴いたことがないんですよ。オホホ」

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なにこれ怖いw

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シュールな情景のナンセンス短編ってとこだが、不穏なインパクトを感じるのう

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このブログ管理人自身、これは気に入った設定のようで、このあと、この着想を膨らませて短編小説化してエブリスタに載せたみたいですよ

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https://estar.jp/novels/25871383

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しかし、この設定、ひとつ問題があるな。昔懐かしい家庭訪問なんて、今、やっている学校、あるのかな?

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あー、そうですね。家庭訪問っていうシチュエーション自体がもはや今の世代では成り立たないかも、ですね。となると、採点はやはり、厳しくなります?

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うん、厳しくいこう。1点

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【第052夜】深夜のエレベーターガール

close up shot of a hand pressing an elevator button
close up shot of a hand pressing an elevator button
Photo by cottonbro studio on Pexels.com

「板橋○○団地のエレベーター。午前二時に1階で乗って、4-2-6-2-10-5階の順で移動すると、5階に着いた時にエレベーターガールが乗ってきてそのまま異次元へ『ご案内』されるという噂。そんなワケあるかい!と思いつつ、ちょっと今から試してみるわ」←※これを最後にこの人のツイートは途絶えた

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お。なんかこれに似たハナシ、都市伝説にありましたねー?

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「異世界へ行く方法」ってやつだろ?これじゃな↓

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https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/smp/entertainment/entry/2021/025093_amp.html

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これですね!この都市伝説を「深夜のエレベーターガール」というお題に合わせてアレンジしたんですね?

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そうなんじゃが・・・でも、あまりにも都市伝説そのままを140字内に収めた感じで、特にヒネリもない、と言えないか?

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あー、たしかに。もとの都市伝説を知ってれば誰でも持ち込むオチですしね・・・

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1点

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【第051夜】スーツケースからの音

suitcases placed on edge of bed
suitcases placed on edge of bed
Photo by Ketut Subiyanto on Pexels.com

友達が海外旅行に出る前日、一人暮しの僕のところに来て、
「これ、大事なものが入ってるので帰国まで預かっててくれない?」「随分と大きいスーツケースだね。OK、預かっておくよ」「ありがとう!ちなみに夜になると中から爪で引っ掻くみたいな音がするけど無視しておけば大丈夫だから!」え?

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おや?今回はなかなか良いんじゃないか?

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このところSF調になったり、キャラものになったりしていたので、ひさびさの正統派怪談は、やはり、落ち着きますねー

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Jホラーなテイストと解釈もできる、まことに、正攻法で来ておるな。ふむ。いいんじゃないかな?

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おおー、となると、今回はひさびさに、高得点、出ますかね?

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そうじゃな。このところ「1点」ばかり連続していたからな。たまには良い点をくれてやろうかの

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それでは、この創作怪談は、100点満点で何点でしょう?

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2点

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【第050夜】土管から出てきたモノ

steel pipe against rocky mountain
steel pipe against rocky mountain
Photo by Matheus Bertelli on Pexels.com

「なんだ!土管の向こうから人間らしきものがこっちに向かってきてる!」
「バカな!こんな狭い土管を通れる人間がいるわけない!」
「出てきた!」
狭い土管から、Mマークが入った赤帽をかぶり、片手にキノコを持った、ヒゲのイタリア人のおっさんが「ピコーン」とジャンプで飛び出してきた!

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あー!また始まった!キャラクター的にきわどいやつだ!

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ん?何の話じゃ?土管からブキミなヒゲのオッサンが出てくるという、怖い怪談ではないか?

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あ、それは・・・いや、そうですね・・・うん、これはどこのブランドのキャラクターとも関係ない、創作怪談ですね!

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そうじゃろ?何を不安なことを言うんじゃ

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となると、これは土管をネタにした、摩訶不思議なオハナシということになりますね。そういうこととして、では、この怪談は、100点満点で何点でしょう?

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1点

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【第049夜】すり抜けの得意なやつら

Photo by Jeffrey Czum on Pexels.com

「社長、あのステッカーは逆効果ですよ。あれをつけて以来、バイクに乗った若造の集団がワザとすりぬけて煽ってくるようになっちゃって」
「そんなふざけた奴らはドラレコを証拠に警察に突き出してやれ!」
「ところが不思議なことにその集団、ドラレコに映らないんスよ」

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バスの「すりぬけ危険」のステッカーの脇に、すりぬけの得意そうなバイカーが突っ込んでくるってわけですね

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この世のモノじゃないバイカーってことだろうな。不死の連中なら、放っておいてもいいんじゃないか?

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よしんばバスに接触しちゃってても、すりぬけちゃいそうですしね

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事故防止の意味でつけた「すりぬけ危険」のステッカーの意味が、いつしか、「すりぬけてくる奴らが寄ってくるバスなので危険」の意味に

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と、まぁ、言葉遊びとしてなかなか面白い創作怪談だったんじゃないでしょうか!?さてドン・キホーテの旦那、こちらは、100点満点で採点すると、いくつでしょうかね?

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そうじゃな・・・1点くらいかな

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『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章レビュー【第23回(みつけました/インターホン/他…)】

woman wearing white kimono dress walking near road

放送第23回について


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それでは今回の記事では、『怪談のシーハナ聞かせてよ』第壱章、放送第23回のレビューを行います!

それにしても、こうやって、『怪談のシーハナ聞かせてよ。』という番組の放送回の歴史を過去から振り返っていると、

「あー、この時が、この怪談師さんのシーハナ初登場会だったんだな!」っていう感慨に浸れますよね

そういう意味では、この第23回は、これまた感慨ひとしお、

思えば、この回が、川奈まり子先生のシーハナ初登場だったのですね!

そして、もう一人のゲスト怪談師は、とうもろこしの会の今仁英輔さん

川奈さんと今仁さんのコンビでの怪談会なんて、それだけで、怪談ファンには超ゴージャスじゃありませんか!?

それは、登場した怪談をひとつひとつ、見ていきましょう!

上手な絵(上間月貴さん)

woman in white long sleeve shirt drawing on paper
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シャッシャッシャッシャッシャ。。。シャアアアアアアア!

という擬音語のインパクトが耳について離れなくなるオープニング実話怪談、上間月貴さんの語りです。

特にこのハナシは、オチがあまりに凄惨なぶん、破局的なエンディングに向けてどんどん、どんどん、恐怖が高まっていく語りが、強烈でした

それにしても、これはいったい、なんだったというのか?

幽霊の類に憑りつかれたのか、それとも、絵を描いていた女の子が何か狂気の発作に憑りつかれてしまったのか?

心霊ではなく、狂気の発作だったとしても、それはそれで救いがない恐ろしい話でした・・・


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京都旅行(川奈まり子さん)

woman wearing white kimono dress walking near road
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というわけで、川奈まり子先生のシーハナ初登場です!SAY HELLO!

京都、お地蔵様、トンネル、そして川奈先生と花房観音先生のコンビ旅。これだけ道具立てが揃った旅行の思い出、心霊現象が起こらない筈がないですねw

このお二人が連れ立っての京都旅行っていう時点でもう「何かが起こる予感」でバリバリ、なんだか面白そうで、同行してみたいような、いややはり、怖いような・・・

いちおう、登場したスポットについてもポスト確認したので、記載しておきましょう、化野念仏寺と清滝トンネルですね、でも例によって、『怪談のシーハナ』に登場した心霊スポットにその目的でおしかけちゃダメですよ、近隣住民の方にも番組コンセプトにも迷惑ですからね。

ただお寺の方は、普通に観光地として、京都旅行時に立ち寄ってみるのは、よいのでは!?

それにしても、このハナシ自体が怖くて面白いのですが、その前のトーク場面で、「私と共演した女優さんはみんな死ぬんですよ」と平然と言っていた川奈先生ご自身が、めちゃくちゃ怖かったwせきぐちあいみさんがナイスなリアクションをしていましたねー


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カーテン(今仁英輔さん)

black string lights beside brown curtain
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・・・つくづく、自分って『少年ジャンプ』っ子なんだなぁ、と痛感させられてしまいましたよ

・・・この怪談のタイトル画面をみた時に、ですがね

・・・というのも

・・・カーテンにたくさんの禍々しい「顔」が浮かび上がっているシーン

・・・私はとっさに、『聖闘士星矢』の巨蟹宮の、無数のデスマスクが浮かんでいる神殿を思い出してしまい

・・・この頭の中、いけませんなあ


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見つけました(川奈まり子さん)

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概してSNSというものは、誰につながっているものかよくわからず、

そういう意味で、特に第三者の目に触れないところでの、

DMってやつが、なかなか怖い事件も引き起こすものなのですが、そんな怖さがオチに炸裂する怪談です

撮影現場で起きた不思議なハナシって言ってしまえばアラスジはまとめられますが、最後の展開がゾゾゾッと強烈な余韻を残すハナシでしたね

前半は心霊現象でしたが、後半の展開は「ヒトコワ」の類かとも思いました

まぁなんであれ、見知らぬ相手から、自分だけが知っている筈の情報に関連するダイレクトメッセージが匿名SNSで飛んでくるって、かなり怖いですよね

相手が、この世のモノでなかろうと、この世のモノつまり誰かストーカー気質の人間であろうと、これは怖い


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インターホン(今仁英輔さん)

close up photo of wooden door
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内容というよりもスタイルのことですが、この怪談、今仁英輔さんは、めちゃくちゃ大胆で高度なチャレンジをしていると思うのですよ

これ、時間軸が途中で、「しばらく過去に戻って、また現在に戻ってくる」構造になっているんです。映画でいうフラッシュバックみたいに。これを怪談の「語り」で表現するって、けっこう珍しくないかなと?その上、登場人物が実は三人いるわけで、キャラクターの演じ分けとかを失敗すると、たちまち前後関係がわからなくなるハナシじゃと思いますが、今仁さんは大胆に構成の時間軸を組み替えて、語りこなしていましたね

あと、今仁さんの、「ぴん、ぽーん」のゆっくりとした擬音語の言い方。あれだけで怖かったw

自分も真似をして、人に語りたくなる怪談ですよね、「ぴん、ぽーん・・・」


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まとめ

放送第23回の全体のまとめとしては、

なんといっても、川奈先生と今仁英輔さんが揃った回ですからね、語られた怪談はすべて、ハズレるわけもないクオリティ

この回で語られた怪談からあえてひとつ挙げるとするなら、「みつけました」でしたかね

後味として引きずる怖さでした・・・

さて、この次の第24回は、せきぐちあいみさんの心霊スポット突撃特集ですね

ゲスト怪談師として吉田悠軌さんも参加する回、これも楽しい放送回です!次回もお愉しみに!


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『怪談のシーハナ聞かせてよ。第壱章』全333怪談リストに戻る


※『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第壱章は2024年12月現在、DVDはGEOにて貸出可能、放送第39回以降からはU-NEXTで動画配信中と確認できております。

【第048夜】ブルターニュの塔

lighthouse
lighthouse
Photo by Jeffrey Czum on Pexels.com

20年ぶりに訪れたフランスのブルターニュ。
前に印象深かった古い塔に入ろうとしたら橋も階段も取り外されていて近づけない。
「あれ?この塔、昔は自由に入れる観光地じゃなかったでした?」と地元の人に聞くと皆「あ、あそこは・・」と顔を曇らせる。
さては何かケルト系の怪異が出たな⁉︎

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ええ?!なんすかこれは?どーいうこと?

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これ、よほどな民俗学好きでないとわからないよな・・・フランスのブルターニュ地方というのが、実は知る人ぞ知る、実話幽霊物語の宝庫なんじゃよ

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へえ?フランスって合理主義な国って印象ですがね?

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ところが、ブルターニュはフランスの中でもやや異色でな。ケルト文化の影響が残ってるんじゃよ。どこか日本にある実話怪談とよく似た心霊体験の話なんか、ブルターニュからは続々出てくる。このあたりの話は、たとえばコチラの本などを読むと面白いぞ。

↓↓↓

『ブルターニュ死の伝承』

あと、がっつりした研究書ではなくサラリと読みやすいブルターニュ怪談物語なら、以下がオススメじゃな

↓↓↓

『フランスの12の怖い昔話』

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「ブルターニュ怪談」なんてジャンルがあるとは知りませんでした!でもそうすると、今回の創作怪談、「ブルターニュ怪談」と「ケルト系」という二つのニッチな話題について知っていないとさっぱり意味不明な怪談ということで、これはいくらなんでも不親切じゃないでしょうか??

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その通り。前知識がないとそもそも何が何だかわからない話ということで、これはイラッとくる140字怪談じゃ!採点は厳しくするぞ!1点じゃ!

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