以前も引用した『日本の夢信仰』において、参籠(さんろう)という概念が面白い。特定の自社に数日間籠って祈祷をするというものだが、特に王朝時代において、観音霊場に参籠することで、積極的に「霊夢」を見ようという意識での参籠が貴族の間に広まった。その時、夢見のための参籠先として高名だったのが、清水寺、石山寺、鞍馬寺、粉河寺、長谷寺だったという。それぞれ、夢にまつわる起源伝説があるのが、これまた面白い。
現代語訳 理趣経 (角川ソフィア文庫)
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以前も引用した『日本の夢信仰』において、参籠(さんろう)という概念が面白い。特定の自社に数日間籠って祈祷をするというものだが、特に王朝時代において、観音霊場に参籠することで、積極的に「霊夢」を見ようという意識での参籠が貴族の間に広まった。その時、夢見のための参籠先として高名だったのが、清水寺、石山寺、鞍馬寺、粉河寺、長谷寺だったという。それぞれ、夢にまつわる起源伝説があるのが、これまた面白い。