本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.21)

「本業を派遣にして、副業で自己実現しなさい」って、つまり、私の怪談ホラー活動のことも言ってくれているのだろうか!?

わかりみ深し!

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やりたいことは「副業」で実現しなさい

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本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.20)

low angle shot of a statue
low angle shot of a statue
Photo by Eva Bronzini on Pexels.com

現在予約受付中のこの本ですが、よくよく表紙を見たら、私に取ってあまりものゴールデンメンバーではないですかw!

ぽちっ!

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妖怪談 現代実話異録 (竹書房怪談文庫, HO-633)

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本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.19)

私の福島県訪問、今回は、二本松市の黒塚を訪れてきました。黒塚ってなに、といえば、安達原の鬼婆伝説の場となります。詳しい記事は、以下に、載せておきました!

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創作のための呪術用語辞典

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【怪談・妖怪紀行】福島県鬼婆伝説の地にて「黒塚」を訪れる

週末の日帰りドライブ旅行として、福島県の二本松市に行ってきました

旅の発端は、私が『安達ケ原の鬼婆』をネタにして、X(旧Twitter)でショートシート創作の呼びかけをしたこと。

「みなさま!『安達ケ原の鬼婆』をご存知ですか?今回は、『安達ケ原の鬼婆』を現代ホラーショートストーリーとして、復活させてやってください!」というのが、私が投げかけた企画でした。

『安達ケ原の鬼婆』をお題にした企画を出した私は、安達ケ原の鬼婆の供養のための旅をやるべきだ!

という義理に駆られた私

そしてこれもnoteで先述してきた通り、原発関連施設への見学で、私はこのところ福島県の海側の町には何度も車で行き、ドライブ行程にも慣れてきています。ただし今回は、海ではなく、内陸のほうへ入って行く形。

途中の休憩を入れて、片道、三時間半から四時間程度です。ただし、ドライブ旅行の常ですが、途中で渋滞すると予定時間は大きく狂うわけなので、なるべく早朝に出発したほうがよろしいです。私は例によって朝五時の出発行程で進みました。

二本松市で高速道路を降りますと、あとは、のどかな自然の中をゆるやかにドライブする行程となります。私はそうして、安達ケ原に到着しました。まぁ、二本松市の市内を走っていて、交差点の信号に「安達ケ原」と書かれているのを見た時には、いよいよ着いたのだ、と興奮いたしましたよ。

ここで、簡単に「安達ケ原の鬼婆」について。

昔、京都に「いわて」という名前の老女がいた。彼女はかわいい娘の世話をしていた。ところがその娘はひどい病に苦しめられていた。医者に診せると、「おなかの中にいる子供の生き胆を飲めば助かる」とのこと。
その話を信じた「いわて」は、人間の生き胆を求めて、都から落ち、阿武隈のほとりに居を構えた。そこで、やってくる旅人を襲って、妊婦の腹の中の対峙の肝を手に入れよう、という魂胆だった。
やがて、その土地に、若い男性に連れられた、身籠っている美しい女性がやってきた。「いわて」はその二人を泊めてやりつつ、スキを見て襲い掛かり、ついに女性を殺して腹を裂いて胎児を手に入れた。ところが、「いわて」は、その妊婦がかつて自分が京都で育てていた娘が成長した姿だということに気づいた。見分けがつかなかったとはいえ、娘と、その腹の中にいた孫を殺してしまった「いわて」は気が狂い、不死の妖怪となって、以降、この安達ケ原を訪れるものを襲う恐ろしい「鬼婆」になったという。

まぁ、引いてしまうほどの恐ろしく残酷な話ですが、日本の古典怪談や伝説の世界に沈潜するに、これくらいのグロでうろたえていてはいけない

この通り、安達ヶ原の鬼婆というのは、単なるバケモノバナシではなくて、かなり格調の高い文芸の香気に満ちています。昔から能の題材にされてきたというのも、そうだろうそうだろうと首肯するところ。

これだけ由緒あるモンスターなので、地元である二本松市での扱いもとても手厚く、崇敬に満ちたものでした。

二本松市に入った私は、鬼婆が祀られている観世寺をまず訪問。ここには、かつて「いわて」という名前で知られた、かの鬼婆の供養塔や、石像、慰霊のための塚が配置されています

私は今回、鬼婆というキーワードを、Twitter140字小説のネタに使うという、いわばエンタメの目的で使っているわけなので、最初に「創作に使わせていただき申し訳ございません」とお許しを得る意味で、これらの鬼婆史跡を回り、手を合わせる

それにしても、旅人を次から次へと襲って抹殺するという、『羊たちの沈黙』もマッサオなシリアルキラー系のモンスターを、このように手厚く供養してあげている日本仏教の包容力って、なんとも、やはり、凄いものと思いませんか?

いやもしかしたら、こういうものは「日本の心」と広くとらえるよりも、「東北の心」というべきかもしれませんが。自分が檀家をやっている、地域の由緒あるお寺が、祀っているのが『鬼婆』というのは、やはりなんとなく、他の地域では見ないような話の気もする──いや、これは、わかりませんが、少なくとも「鬼婆が手厚く扱われているお寺」というのを訪れた時に、「ああ、いいなあ、東北らしいなぁ」と私が感じた、というのは事実

聞けば鬼婆は採集的には仏教に帰依することで救済されたそうですね?

罪にまみれているはずの鬼婆は、日本仏教に帰依したから、お寺でも大事にされるようになったのか?それとも、罪にまみれているはずの鬼婆に対してすら、仏教の心は開かれていたから、鬼婆は日本仏教に帰依したのか?私個人は後者の解釈を好む。



創作のための呪術用語辞典

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本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.18)

最近続けております私の福島県訪問、今回は、二本松市の戊辰戦争の古戦場跡を訪れてきました。「地元の心霊スポット」として紹介されていましたが、おいおいおいおい、とても穏やかな慰霊碑が建っている、供養のための場所じゃないですか!まあ確かに寂しい場所にあるので夜中来ると怖いのかもしれんが、歴史好きとしては、ココは戊辰の犠牲者達に手を合わせる場所として訪れてほしい

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【怪談・妖怪紀行】供中口古戦場を訪れる

先日、福島県の二本松市に行ってきました

こちらでの私の目的地は、

鬼婆伝説で有名な「黒塚」と、

戊辰戦争の慰霊碑のある「供中口古戦場(ぐちゅうぐちこせんじょう)」

ともあれ、この黒塚と供中口古戦場は互いに車で数分で行ける距離にあるので、妖怪や心霊好きな方、双方を同じ行程でじゅうぶんに訪問できます

この古戦場には、二本松藩側の指揮官の慰霊碑が建てられています。

なるほど、周りにはあまりにも「なにもない」場所なので、夜中に来ると少し怖いかも、しれない

しかし、私が行ってみると、とても静謐で自然に溢れた気持ちの良い場所と感じました。

心霊スポットとしてガヤガヤ騒ぎ立てる場所にはせず、近代日本が立ち上がる際に起きた内戦とその犠牲者たちに、おごそかに手を合わせる場所に、ぜひ、していただきたいと思いました



奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢 (中公新書)

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本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.17)

お題「鬼婆」に投稿いただいた呟怖の、朗読とレビューを、スタエフにて放送させていただきました。投稿いただいた皆様、ありがとうございました!
放送のアーカイブは以下で公開しております!なんと今回は、鬼婆伝説の地、福島県安達原からのライブ放送です!

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>>スタエフ放送「お題『鬼婆』に投稿いただいた作品紹介」はコチラ!


創作のための呪術用語辞典

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本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.16)

スタエフで、新しい試みを始めてみました。創作界隈の人間として、「あのホラーはなぜ怖いのか!

シナリオ分析とメイキングのトリビア」をやりたいと思い、
かの伝説のアメリカTVドラマ『トワイライトゾーン』から、最恐エピソード【ヒッチハイカー】を取り上げ語ります!

>>スタエフ放送「シナリオ分析!なぜあのホラーは怖いのか!?」


お稲荷さんのすごいひみつ ─ 一生守ってくれるありがたい神様

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本日の怪談ホラーなコネタ(2023.09.15)

low angle shot of a statue
low angle shot of a statue
Photo by Eva Bronzini on Pexels.com

『お稲荷さんのすごいひみつ』という見るからに縁起の良さに満ちた本を見つけました。

私もお稲荷さんが好きであるし、道端で稲荷神社を見かけると手を合わせる。

こういう本が現代にも出てくること、悪いことではあるまい。

広告文に寄ると「祟ると言う噂に惑わされて、ありがたい神様を避けるのはもったいないです」とのこと。いやはやその通り、私もまったくそう思う。

ただし、お稲荷さんは「祟ると言う噂」が人口に膾炙しているのは、ホラーコンテンツでの描かれ方のせいもある、、、そこは私も責任を感じる、スイマセン、、、


お稲荷さんのすごいひみつ ─ 一生守ってくれるありがたい神様

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【推薦図書】千葉県のオススメ怪談本


山口敏太郎の千葉の怖い話

実は山口敏太郎氏は徳島県のご出身なのですが、2017年に、お台場の妖怪博物館を千葉県の銚子市カッパハウスに移動させたという所縁があります。そういえば、こちらは千葉県ご当地怪談師である牛抱せん夏さんとしばしばコラボしていますね!本書は、そんな山口敏太郎氏が千葉県で集めた実話怪談やご本人の心霊体験談。私としては、「肉まん幽霊」と「引きずり女」の二話がおもしろかった、、、というか、激コワだった!

なお、千葉県が誇る牛抱せん夏さんにも、【千葉怪談】という著作があります。同郷の怪談師さんが地元のために書いた一冊!これもぜひ、オススメいたします!


千葉怪談 (竹書房怪談文庫)

もうひとつ。千葉の怪談といえば、城谷歩さんの、公園警備員の話もあります!千葉県を舞台にした怪談にここまでヤバイものが出てきたことは私も嬉しい!こちらもぜひ、オススメです!


実説 城谷怪談 「千葉県某公園警備員」